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平成29年度前期 集団意思決定特論

曜日 木曜日 時間 3時限 場所 122123、コンピュータ教室1

テキスト 未定(受講者数で決めます)

○ 定期試験は実施しません。最終的にレポートを提出してもらいます。

回数 日付 授業後記 配布資料 
1 4月13日
  • 授業内容のガイダンスとして、集団意思決定と個人の意思決定の違いについて解説し、意思決定のいろいろな枠組みについて説明しました。
  • 「決め方」に関する資料を配布し、それにしたがい、4種類の(意思)決定問題について紹介しました。
  • 記述的アプローチと規範的アプローチについて説明し、サイモンの意思決定の3段階モデルとサーティの3階層モデル(AHP)について紹介しました。
  • 最後に、集団意思決定でもっともよくつかわれる多数決について、資料を使いその問題点(累積多数決問題)を指摘し、ドント方式による集計方法を紹介しました。また、コスト(費用:意思決定のための費用、外部費用)の視点から、多数決がもっともリーズナブルな意思決定法であることを説明しました。
  • 次週から、集団意思決定法の枠組みとして、AHP(階層分析法)を紹介します。
【参考文献】
  • 佐伯胖(1980)『「決め方』の論理』東京大学出版
  • 小林良彰(2007)『新訂 政治学入門』(財)放送大学教育振興会
  • 決め方に関する資料
  • 多数決に関する資料
  • ドント方式に関する資料
2 4月20日
  • 「決め方」;pp.17-23
  • コンドルセ―の投票のパラドクスについて解説しました。また、それを回避する単峰的選好について解説しました。このほか、推移律、一巡三角形(三つ巴、三すくみ)、パレート最適性(公理)などについて触れました。
  • AHPの枠組みについて解説しました。また、一対比較を使った重みづけについて説明しました。
    1. 階層化(目標、評価基準、代替案)
    2. 重みづけ
    3. 総合化
  • 次週は、サーティ尺度について解説と演習をします。根号を計算できる電卓を持っている人は、持参してください。
  • コンドルセ―の投票のパラドクスに関する資料
3 4月27日
  • 11:00から岡谷市で会議のため、遅れる可能性があります。(あくまでも可能性であり、遅れないつもりです。)  間に合いました!
  • 「決め方」pp.23-26
  • 多数決の原理(およびコンドルセの投票のパラドクス)について復習した後、単記投票方式を取り上げ、その欠陥について解説しました。また、ボルダ方式を説明しました。
  • AHPの一対比較法による重みづけを演習してもらいました。
    1. 総当たり方式で一対比較する
    2. 幾何平均を計算する
    3. 正規化する
  • 次週は、EXCELをつかい、AHPを全体を通して演習してもらいます。
  • 読売新聞(2017.4.20)「衆院1票の格差1.999倍に」
  • AHPに関する資料を2種類配布しました。
4 5月11日
  • コンピュータ教室1
  • 「決め方」pp.27-29
  • 単記投票方式で過半数を上回る票数を獲得できた候補者がいない場合の方法としての、上位二者決戦投票方式のパラドックスについて解説しました。来週、増沢方式について解説します。
  • AHPの一通りのやり方について、配布資料に基づいて説明しながら、Excelで実際に計算してみました。本日の方法は、幾何平均法です。効率よく計算できるように工夫してください。完成したものは、letusに提出してください。(ファイル名:kadai0511_学籍番号.docx)
  • 卒研生の丸山君に参加して(手伝って)もらうことにしましたので、全部で4名になりました。
  • 上位二者決戦投票方式に関する資料
  • AHPの事例
5 5月18日 
  • コンピュータ教室1
  • 「決め方」pp.29-33
  • 増沢方式について解説し、書籍に沿って問題点を確認しました。
  • AHPは前回の続きで、行列を使った総合化を解説し演習しました。また、結果を見える化するためのグラフを作成しました。本日の作業により、幾何平均法によるAHPでの意思決定ができるようになりました。次回は、教室で、幾何平均法の妥当性や固有ベクトル法について解説します。
 なし
6 5月25日
  • 123教室
  • 「決め方」pp.33-38
  • 複数記名投票について、認定投票と固定数記名投票について解説しました。固定数記名投票を知ることで、たとえば、10の選択肢から一番よいものを選ぶ場合は、メンバーに5つずつ良いと思われるものを決めてもらい、それにより候補を2つに絞り、最後に(単記名)決戦投票 を行うと、多数決原理での勝者を選んだのと同等であることがわかります。
  • AHPは幾何平均法を誤差モデルとして定式化しました。対数最小2乗法を使い、ラグランジュの未定乗数法により求めた最適解が幾何平均で求めたものであることを証明しました。
  • 多数決に関する資料
  • LLSに関する資料
7 6月1日
  • 123教室
  • 「決め方」pp.38-41
  • 順位評点法(ボルダー法)について解説しました。「効用」について解説しました。また、数学的な定式化について説明しました。ここまで、最善と考えてきた「単純多数決勝者」が、最善なのかが疑わしくなってきました。みなさんは、どのように考えるでしょうか。
  • AHPは固有ベクトル法を解説しました。このために、固有値・固有ベクトルのはなし、複素数のはなしなどをしました。ペロン=フロベニウスの定理は重要ですので、名前は覚えましょう。
  • 順位評点法に関する資料
8 6月8日
  • コンピュータ教室1
  • 「決め方」pp.41-46
  • 選択肢の脱落による順序変更問題を扱いました。これはAHPにおける問題でもあります。また、無関係対象からの独立性について学びました。
  • 後半は、それぞれの個人が関心がある問題について、AHPを使い問題解決する課題に着手しました。次回へと続きます。
 なし
9 6月15日
  • コンピュータ教室1
  • 「決め方」なし
  • 前回の続きでした。それぞれの個人の問題について、AHPを使い問題解決をしています。
  • ExcelでAHPを運用する方法などの解説をしました。
【欠席者】小(連絡あり)
 なし
10 6月22日
  • コンピュータ教室1
  • 「決め方」なし
  • 固有ベクトル法の復習からはじめて、一対比較行列の整合度指標C.I.について解説しました。また、不完全情報の場合のハーカー法を少し解説しました。
  • その後は、前回の続きをしました。来週、30分間で完成させて、その後、発表してもらう予定です。
 なし
11 6月29日
  • コンピュータ教室1
  • 【予定】30分のブラッシュアップ後に、発表。
  • 完成までに時間がかかりそうだったので、レポートを完成させる時間としました。また、質問を受けながら感度分析を行いました。
 なし
12 7月6日
  • コンピュータ教室1
  • 冒頭から発表にしますので、準備をしてきてください。。
  • 3件の発表をしました。質疑応答を含めて、1件30分程度でした。AHPという枠組みを活用した集団意思決定という視点で進めているので、聴講者からの質問を取り入れる形でぷラッシュアップすることを考えてください。
 なし
13 7月13日
  • コンピュータ教室1
  • 【予定】発表1件、受講生からのコメントや質問に答える形でブラッシュアップさせたレポートを作成し、それを提出する。→letus
 なし
14 7月20日
  • 【予定】『決め方』:pp.46-53(第1章を完成させる)
  • 「決め方」pp.46-53 (第1章を読み終えました)
  • 4つの意思決定基準について解説しました。
    • ラプラス基準
    • マクシミン基準とマクシマクス基準
    • フルビッツ基準
    • ミニマクッス基準
  • 投票方法の違いと、どのような場面で適用するかの資料
  • 4つの意思決定基準に関する資料
15 7月27日
  • 【予定】サービスサイエンスより、4つの意思決定指標と具体例について説明します。 (7/20に完了)
  • 【予定】ベイズ推定などを予定
  • ベイズ統計について解説しました.同時確率,周辺確率,条件付確率,ベイズの定理,乗法定理,全確率定理,ベイズ更新などを復習してください.
  • これにて本授業は終了です.参考図書として,以下を挙げておきます.
  • 繁桝算男(2007)『後悔しない意思決定』岩波書店