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授業後記 |
本日の成果 |
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4月10日 |
- 14:40〜16:50
- 今後のゼミは、月曜にの4ー5時限(14:40〜16:10、16:20〜17:50)としました。といっても、対面なので、時間いっぱいびっしりやるわけではありません。
- 志望動機に基づいて、今後やること(向かう方向)について意見交換しました。
- 「意思決定手法」と「LGBT」の2本立てで研究(勉強)していくことにしました。後者については、身近なテーマを軸にして検討していくこととしました。
- 修士論文の中間発表(1年後)、修士論文発表会(2年後)について説明しました。勉強するだけではなく、研究すること(既存の学問を整理するだけでなく、オリジナルな取り組みが必要なこと)が必要ということを説明しました。
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- 意思決定の大枠について解説しました。
- テキストマイニングの準備をしました。
- KH_coderのインストール
- テキスト『社会調査のための計量テキスト分析』の紹介
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- 今後、市販の書籍や学術論文を読むことが必要になります。まずは、研究内容に関連した市販の書籍を探して、読んでみてください。
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2 |
4月17日 |
- 14:40〜16:10
- 教科書pp.3-6
- 参考文献のかき方と引用方法について解説しました。(配布資料あり)
- 予算編成に着眼した優先順位付けの重要性を学びました。
- キーワード:便益と費用、線計画問題、機会損失、機会費用
- (保留)Excelソルバーで、便益と費用に関するナップサック問題をソルバーにより解く。(p.4)
- 16:20〜17:50
- 教科書:pp.31-43
- kh_coderを使い。第3章のチュートリアルにそって実行していきました。
- このほか、タグについて解説しました。
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- 行政における喫緊の問題について学習しました。
- 優先順位づけのための経営システム
- 優先順位づけのための手法
- 優先順位づけに対する自治体職員の意識
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- 勝手ながら、教科書を決めました。しばらくはこれを読んでいきます。繰り返し使う予定なので、必要であれば購入を検討してください。
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3 |
4月24日 |
- 14:40〜16:20
- 教科書:pp.6-11
- 第1章が終わりました。行政組織内部における意思決定の仕組みや基準について勉強しました。テキストにある論文が入手できそうにないのが残念なところです。
- キーワード:多数決の原理、財政主導型・政策主導型、価値基準・技術基準・実施基準、質的基準・対象基準・量的基準、経済合理性、NPM(New Public
Management)、異質・同質、管理評価システム・行政評価システム・総合的評価システム、PDCAサイクル
- 16:25〜16:50(市役所に戻るため早めの終了)
- 教科書:pp.37-43
- コラムの中を中心に勉強しました。
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- 行政における優先順位付けのフレームを学習しました。
- 意思決定する政策をカテゴリーに分け、異質なもの、同質なもの、事業単位の順に順位付けするとよいことを含羞しました。
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- 意思決定手法をどのように運用するかは、現場の体制によるところが大きいものです。
- 行政の意思決定システムは、実際のところ、こちらではよく理解できていません。ストーリーを作るためにも、このあたりを勉強してきてもらえると助かります。
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4 |
5月1日 |
- 14:40〜16:10
- 大学に提出する「研究計画」について資料を作成しながら、それが希望するものと相違が無いかなどを確認しました。次回までに確認してきてください。加筆・修正は歓迎です。
- 教科書:pp.15-19
- 自治体行政経営におけるマネジメントサイクル・モデル(p.16)として、「総合計画」「行政評価」「予算編成」の内訳と相互関係について学習しました。
- 今回は「総合計画」における@基本構想A基本計画B実施計画について、その内容と関係について学習しました。更に、茅野市における状況を知るために、HP等で「第5次茅野市総合計画の策定体制」の資料を精査しました。
- 「第5次茅野市総合計画の策定」を見ながら、修士論文のターゲットとして、@基本構想からのアプローチA策定過程のパブリックコメントからのアプロ―チB事業計画からのアプローチの3種類を想定しました。現在までの、総合計画の策定の段階(状況)に応じて、ターゲットを絞ることにしました。
- 16:20〜17:50
- 教科書:pp.43-47
- 接合アプローチの第二段階として、コーディングルールを用いた、概念・コンセプト・事柄の探究方法について学習しました。とりあえず、コーディングルールをテキストファイルに記述し、それを利用して文書検索・クロス集計・バブルプロットの描画をすることを覚えてください。特に、クロス集計が重要です。
- 5月11日(木)の飯田研究室の顔合わせに参加できることを確認しました。当日、5:50までに研究室の隣の卒研室に集合してください。←日付を間違えて伝えていたら申し訳ないです。頭のメモを上書きしておいてください。
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- 「第5次茅野市総合計画(の策定)」の確認
- (注)上記資料より、平成23年に地方自治法が改正され、地方公共団体の総合計画の策定は、義務(S44年)から任意に変更されたことが分かりました。
- テキストマイニング
- 接合アプローチ
- 概念・コンセプト・事柄の探究方法
- コーディングルールの利用
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- 研究計画(2年分)を確認し、今後のスケジュールに問題が無いか確認してください。もちろん、今後進めながら変更することも可能です。
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5 |
5月8日 |
- 14:40〜16:20
- 教科書:pp.19-25
- 以下の書籍を紹介しました。今読んでいるテキストとリンクする部分が多いです。特に、NPMについては読んでおく必要があります。
稲継裕昭・山田賢一(2011)『行政ビジネス』東洋経済新報社
- 三重県の「事務事業評価システム」を背景に普及した事業事務評価システムを再評価するとともに、その問題点を考え(3つ)、政策・施策を評価する仕組みについて学習しました。
- 「ベンチマーキング」「有効性分析」「優先順位づけ」について説明しました。
- 図2.1(p.16)、図2.2(p.19)、図2.4(p.22)、図2.5(p.25)は重要です。暗記レベルで覚えましょう。
- 16:30〜17:50
- 飯田研究室で共有するDropboxを使えるようにセッティングしました。また、廊下のプリンターを使えるようにしました。
- 教科書:pp.47-50(第3章完成!), pp.1-16(第1章)
- チュートリアルの残りの部分を読みました。その後、第1章(事前に読んできてもらいました)の要点について説明しました。
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- 総合計画←行政評価
- 基本構想←政策(評価)←長期
- 基本計画←施策(評価)←中期
- 実施計画←事務事業(評価)←短期
- 政策・施策評価の基本フレームワーク
- ベンチマーキング(Benchmarking)
- 有効性分析(Effectiveness-Analysis)
- 優先順位づけ(Priority-Setting)
- 計量テキスト分析
- コード間の関連などが分かれば、意外な組み合わせを発見できる可能性がある。
- 内容分析の長所
- 人間の社会的活動の中核であるコミュニケーションを対象としている。
- 過去にさかのぼって、コミュニケーションを分析対象とできる。
- 調査対象者の反応という影響を受けにくい。
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- 研究のターゲットを、事務事業レベルにするか、政策・施策レベルにするか、慎重に決めていきましょう。
- NPMの日本での歴史について調べてみましょう。
- テキストマイニングについては、アンケート調査に早くたどり着けるようにしたいと思います。
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6 |
5月15日 |
- 14:40〜16:20
- 茅野市の総合計画策定の状況に関して報告があり、そこでパブリックコメントを出すためのアイディアを練りました。アイディアそのものは、小泉さんが事前に用意してきたものです。
- 現在読んでいる教科書の知識を利用して、パブリックコメントで提案しようとする事業がそのような位置づけに収まるかを考えながらアウトラインを検討しました。
- 16:30〜18:10
- 教科書:pp.26-31
- 総合計画と行政評価の連動について読みました。事務事業評価を政策・施策評価につなげるための方法についtえ学習しました。図をよく理解しましょう。
- 茅野市が現在進めている「第5次茅野市総合計画の策定」に沿わせながら理解しました。
- テキスト計量分析については、本日は扱いませんでした。
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- 毎年ローリング方式:毎年度計画を見直す方式⇔固定方式
- 「政策―施策―基本事業―事務事業」のように、事務事業数はたくさんあるので、それらをいくつかまとめた基本事業を、施策と事務事業の間におくと評価しやすくなる。茅野市の場合は、「分野別実施計画」がそれにあたる(と思われる)。
- 事務事業をいくつかまとめた「基本事業」が優先順位付けの対象になるので、茅野市の場合は、分野別実施計画がそれにあたると考えられる。
- 「実施計画」とは、おおよそ3〜5年の計画期間内に行政各部局が着手または実施する事業を明らかにした「短期計画」である。基本計画と予算編成の橋渡しをする役割をもつ。
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- 本日で、地方自治体における意思決定の枠組み(総合計画の策定など)の手順や問題点の学習が終了しました。ここまでの内容を文字でまとめてみてください。
- 特に、教科書の図(だけ)を見て説明できるようにしてください。
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7 |
5月22日 |
- 14:40〜17:35
- 「第5次茅野市総合計画策定」に関する提案書を作成しました。小泉さんが作成してきた書類をベースに、ブラッシュアップしました。
- 17:35〜17:55
- KHcoderを使い、実際の新聞記事を使い分析をしてみました。テーマは「働き方改革」としました。使ったのは、大学で契約している日経バリューサーチの記事検索です。テキストファイルに落とし、頻出語を確認し、強制抽出語を定義し、コーディングルールを作成し、最後に、そのコーディングファイルを使い共起ネットワークを作成しました。
- 来週は、教科書の第2章を完成させたいと思います。
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- 提案書を作成するにあたり、次のことを注意しました。
- 見やすいフォントサイズを使う(12pt)
- 箇条書きは、番号ではなく、記号を使う。
- 言いたいことを整理して、箇条書きする。また、並べる順番を考える。
- あいまいな用語は調べる。
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- テキストマイニングでは、おおまかな分析の流れを復習しました。
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8 |
5月29日 |
- 14:40〜16:15
- 教科書:pp.31-34
- 自治体行政におけるマネジメントサイクルについて読みました。図2.7(p.33)は重要なので覚えましょう。
- サイモンが出てきましたので、意思決定の一通りを解説しました。資料のコピーを渡しました。詳細は、その資料を読んでみてください。
- 16:20〜17:50
- 教科書:pp.34-38
- 意思決定の手順に沿って、その4段階をそれぞれ確認していきました。特に、行政のマネジメントではどのようになるか、読み替えながら読み進めました。
- 第2章が(補論を除いて)読み終えました。次回からは、第3章を読み進めたいと思います。
- 課題:第2章をまとめたレポートを作成してください。
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- 毎年ローリング方式における意思決定の4段階モデル
- 問題の明確化
- 問題解決のための代替的手段の列挙
- 代替的手段に関する事前評価
- 最善の手段を選択決定
- 行政システムにおける意思決定の重要な4観点
- 客観性
- 合理性
- 説明責任(accountability)
- 透明性(transparency)
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- 意思決定に関するいろいろな話題と用語が出てきました。確認してください。
- 不確実性
- 経営学の芸術的側面と科学的側面
- 価値前提と事実前提
- 効率性=産出(output)/投入(input)
- サイモンの意思決定の3段階モデル
- ベンサムの正議論とロールズの正議論
- 部分最適と全体最適
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9 |
6月5日 |
- 14:40〜16:20
- 教科書:pp.39-63
- まず、第2章の「補論」を読みました。施策に対する事務事業に関する「貢献度(寄与度)」と「優先度・優先順位づけ」の方法と実施形態について、重要ポイントとして押さえました。
- 第3章に入り、大阪府豊中市の事例を読み始めました。
- 16:30〜18:00
- 教科書:pp.63-75
- 実施計画の策定では、新規・継続と投資・非投資の二軸で考えることなどを読みました。
- ロジックモデルについて勉強しました。
- テキストの進捗状況が思わしくないため、少し、こちらに集中して読み進めたいと思います。次週は、RESASも使ってみたいと思います。
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- 重要度判定項目(pp.66-67)
- 施策への貢献度
- 行政関与の必要性
- 需要
- 緊急性
- 効率性(費用対効果)
- 独自性
- 先見性
- ロジックモデル・・・Joseph S. Wholey, 1979
- 投入(inputs)
- 活動(activities)
- 産出(output)
- 成果(outcomes)
- 直接成果(immediate outcomes)
- 中間成果(intermediate outcomes)
- 最終成果(end outcomes)
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- 経営学・経済学・心理学から派生した用語を覚えましょう(慣れましょう)。
- 普段から、問題意識をもち、勉強したことが付けるようになりましょう。また、ここで身に付けた専門用語は使ってみてください。
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10 |
6月12日 |
- 14:40〜16:10
- 教科書:pp.77-86
- 第3章まで読み終わりました。ここまでで、地方自治体における意思決定の手順や方法を勉強できました。しばらく、このテキストから離れようと思います。
- 16:20〜17:50(+α)
- Webcat plusやCiNiiを紹介しました。それを利用して、行政、AHPなどのキーワードで文献検索しました。
- 検索した複数の論文を利用して、論文の構成や論文の書き方などについて説明しました。
- 今後の方針について話しました。
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- ロジックモデル(市民環境展)
- 行政過程
- 投入指標(展示会開催費用等)
- 活動指標(展示会の開催回数等)
- サービス成果
- 直接成果指標(展示会の参加状況)
- 中間成果指標T(参加者の意識の変化)
- 社会成果
- 中間成果指標U(市民の意識の変化)
- 最終成果指標(市の環境への貢献度の変化)
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- 第3章までをまとめましょう。
- しばらく論文を読みます。斜め読みしてきてください。
- 学校教育現場へのアプローチについて考えていきましょう。
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11 |
6月19日 |
- 14:40〜16:10
- LGBTの勉強会の報告をしてもらいました。
- 学校へのアプローチ、社会へのアプローチについて意見交換しました。
- 「理解してもらう」ことよりも、「知ってもらう」ことを目標にすること。さらに言えば、そういう知識をそのようなことで悩んでいる人に届けられるような体制を作ることを目標にしたらよいのではという方向になりました。
- 更に大きな枠組みとして、ダイバーシティ(多様性)を見据えての活動を目指すことにしました。たとえば、高齢者や身体障がい者の方々などの支援を必要とする人のための「みんなのトイレ」の設置を提案していくこととしました。
- 16:20〜17:50
- 先週の大学院の授業の補講をしました。
- AHPの固有ベクトル法をExcelで計算できるようにしました。
- 事例を使い、練習しました。
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- テキストは読み終えましたので、今週からは具体的な活動に移ることにしました。
- LGBT困難リストについて、テキストマイニングの手法での整理
- どこかの団体への意識調査の準備
- AHPによる「みんなのトイレ」の設置場所の選定
- 学校教育現場への働きかけ
- 行政における意思決定や、事務事業に関する優先順位付けなどに関する論文の読み込み
- 多基準意思決定法の手法の勉強
- AHPのいろいろなバージョンの勉強
- 多数決を応用した集計AHPの提案
- ANPの適用(BOCRモデルなど)
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- 先週まで勉強したテキストの第3章までを早めに(あるいは計画的に)ノート、あるいはWORDでまとめるようにしてください。
- AHPの基本がスラスラ分かるようにしてください。
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12 |
6月26日 |
- 14:40〜16:20
- 16:30〜18:00
- トレードオフ分析に関連して、以下の手法を学習しました。
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- 教科書の第1章のまとめは受け取りました。その調子で、第2章、第3章もまとめてください。
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13 |
7月3日 |
- 14:40〜16:10
- 複雑な課題に関するイーブンス・ワップ法を解説しました。
- フランクリンの功罪表を説明しました。
- 16:20〜17:50
- 『決定を支援する』(小橋著)で功罪表について、いくつかの型を読みました。
- 多基準分析法に戻り、勉強しました。
- 加重総和法(Weighted Sum)
- 目標達成法(Goals Achievement Method)
- 統計による意思決定(仮説検定)について少し解説しました。
- データの標準化、正規分布、標準正規分布、ノンパラメトリック法、一般化線形モデル、空間モデル、ベイズ推定などについて大まかに解説しました。
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- フランクリンの功罪表
- 層別功罪表
- 功罪衝撃表(インパクト)
- 政策功罪法
- 層別功罪衝撃表
- 政策功罪衝撃表(属性値表)
- 政策層別功罪衝撃表
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- 仕事との兼ね合いを見ていますが、そろそろ修士生らしい生活が送れるようになると良いと考えます。言い換えると、普段の生活の中に、自分で考えたり、問題に取り組む時間を作りましょう。
- 時間を増やすことで、パソコンを活用した取り組みを進めたいと考えています。今は、理論の勉強をしていますが、結構、時間がかかることが分かってきました。
- アンケート調査をしたいと考えています。このあたりを積極的に取り組んでもらえると助かります。
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14 |
7月10日 |
- 14:30〜16:30
- 目標点法(Ideal point method)
- TOPSIS(Technique for order preference similarity for the ideal solution)
- 16:40〜18:00
- TOPSISについて英文のテキストを読みました。
- Ishizaka, A., Nemery, P., "Multi-Criteria Decision Analysis -methods
and software", Wiley, 2013."
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- TOPSIS
- Ideal normarization
- Destributive normarization
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- TOPSISについて英語の本を読みました。それを読みながら疑問がいくつかありました。それをExcelを使い確認してください。
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15 |
7月24日 |
- 14:30〜16:30
- 前期の振り返りや授業の状況を確認しました.
- @ゼミの教科書(第3章),A大学院の授業内容(多数決問題),Bゼミで学んでいる意思決定手法,については,できるだけ早くにまとめるようにしてください.
- 夏休みの計画について話しました.
- 宿題をやってきてもらいましたが,パソコンが立ち上がらないため次回にまわしました.
- 価値・効用関数:期待効用と期待値の違いや,通常の確率と主観確率の違いなどについて説明しました.
- 16:40〜18:00
- MAUTについて英文のテキストを読み始めました(pp.81-112のうち,pp.81-82)。
- Weighted SumやAHPと比較しながら,それらを網羅する手法という位置づけでMAUTについて読み進めました.
- Ishizaka, A., Nemery, P., "Multi-Criteria Decision Analysis -methods and software", Wiley, 2013."
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- 多基準意思決定理論
- MAVT(Multi-Attribute Value Theory)
- MAUT(Multi-Attribute Utility Theory)
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【今後の日程】夏休み中に10回やるつもりです.
- 7月31日(月)10:40〜14:30
- 8月12日(土)10:40〜14:30
- 8月22日(火)13:00〜16:10
- 8月24日(木)13:00〜16:10
- 8月25日(金)13:00〜16:10
- 8月29日(火)13:00〜16:10
- 8月31日(木)13:00〜16:10
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